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このツアー、ほんとにガイドさんがすばらしかった。
ここでは、村の方にバトンタッチするのですが、済州島は島なので貧しく、いろんな苦労や独特の文化があったという話を明るく、ちょっと下ネタも交えながら教えてくださいました。
話術で引き込む能力が半端ない、って感じでした。

この村は、韓国政府によって「伝統を守りつつ観光地化する」という政策がとられているそうです。
家は人が住まないと痛むので、茅葺屋根で隙間風の入る昔そのままの家に住まわせる分、税金がゼロになっているとか。
特産品を村のブランドで売るとか。

いつも思うのですが、韓国って決定したら実行までのスピードがめちゃくちゃ速い。
十年かそこらで作り上げてしまう力はすごいなあ。

ガイドさんの説明があまりにすばらしかったので、村の特産品の「五味子茶」というのを買ってしまいました。
日本円で1リットル3000円ナリ。
あとは冬虫夏草の粉末とか。1年分で45000円とか言ってました。
ここの冬虫夏草はワタナベケンさんも買いに来るらしいですよ。私は不要ですが...。
たくさんお買い求めの方には、日本への配送も承っております~ということで、分量にかかわらず1梱包3000円。
またしても、同じバスのおば様方が飛びつく。
で、リーダーの人の家にまとめて送るので、また送料をどう分けるかでひと悶着...。
いいじゃん、重さ関係なく1梱包単位なんだから、何箱買ったとかでわけなくてもさー。
そして、船に戻ったらまだまだ時間があるんだからここで揉めなくてもさー...。
と思いながら、交渉に必死なおば様方をおいてバスに戻って待っていると。
満面の笑みのリーダーさんが帰着。
そして一言。
「送料、無料にしてもらったから!」

......あんたたち、いったいどれだけ買ったのよ......。

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すごい眺めです。
台風の暴風雨にも負けず、階段を上り上り。
同行者が、普段はマダム系に見せかけて実は超健脚ということが発覚。いや、そういうことは出発前に私の耳に入れておいてください...。
結局、あまりの風の強さに、雨合羽はめくれ上がり敗れてしまう始末。いや破れて。...確かに、風との戦いに負けたなカッパよ。。。と言ってやりたくなる風でした。
雨より風だなあ。雨はボタボタの、大粒な感じで。
ほんとに、台風中継で暴風雨の吹きっさらしのなか、マイク片手に立たされているアナウンサー、そういう気分そのもの。
ねえ、私何か悪いことした?
と聞きたくなる感じでした。

でも景色はすごく良かった!
青空の中で見たかったなあ。
もともと入り江で風が強いところに台風の相乗効果があった模様です。

ちなみに、ここには売店があったのですが、ウォンのない私たちに何か温まるものが買えるはずもなく。
済州島では、みかんの栽培が盛んだそうで(しかも日本のみかん)カゴ売りをしていて美味しそうだったのですが、それが買えるはずもなく。
ちぇって感じでした。
まあ、旅先での散財防止になったと言えばなったのかな。

ちなみにみかんは、バスの隣の席のおっちゃんが分けてくれたので食べることができました。
皮の薄い小ぶりなみかんで、ちょっとの酸味があって美味しかったです。

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というのも、船の着いた港は結構市街地から離れているので、移動だけでも時間がかかるらしい。

同じグループでエクスカーションに参加しなかった方にどうしたのかを聞いたら、市街地まではバスが出ていたそうです。
同室の方が韓国語が話せるからと、二人で市街地でのんびり昼ごはんを食べて戻ってきたとのこと。
行きは一方通行、帰りは枝分かれ状態なバス。(路線バスって、知らなかったらそんなものですよね)
バスには乗って帰れず、帰りはタクシーに。
しかしながら、そのタクシーは「船の着く港」が全然伝わらなくて困ったそうです。
あからさまに怪しげな、流暢な日本語を操るタクシーを避けて、流しのタクシーを拾ったのが敗因らしい。
(でも、流しのタクシーを拾え!は旅先での鉄則だそうです)
まあ、ぼったくられてはいなかったし、港にも着いたので結果オーライですが。
ちなみにその方は、ちゃんと行きのバス停の写真をデジカメで撮っていたので、その画面を見せて「このバス停に行ってくれ!」といってようやく伝わったとのこと。
(旅先での写真って意外なところで役に立つっ)
いま、済州島は観光+クルーズで人気と聞くけれど、意外と浸透していないのかな、と思った出来事でした。

ちなみに、私の参加したエクスカーションツアーは、
片道45分のバス→世界遺産の公園の山登り→30分のバス→伝統村→45分のバス
という感じ。
結構移動が長くて疲れました。
まあ、みなとって大体、町のはずれに会ったりするよね...。
たぶん門司港レトロがレアなんだわ。

などというものはありませんでした。。。

ターミナルは通ったのですが、いわゆる「パスポートコントロール」は船側が全部やってくれるので、パスポートはなし。
乗船証が唯一の身分証明になるのかな?
エクスカーションツアーの人たちは団体行動なのではぐれることもないだろうし、よくわかりませんが、個人行動の人たちはどうしたんだろう...。
なにしろ初海外なので、パスポートの重要性とかいまいちよくわかっていないkcoでした(←そういう問題でもない気がするが...)

そしてターミナルビルでは、多分、本来何らかの手続きが行われると思われるスペースに誰もひとはおらず。
その経路の中に金属探知機(飛行機に乗るときくぐるやつ)みたいなものがあって、別に通れとも言われていないのに通ってみたくなるのは日本人だからか?
みんななぜかそこを通っている。
(通ってない人もいました。広い通路があって、3分の1くらいの幅のミニトンネル状のものがあって、別にトンネルくぐらなくてもいいのに半分以上の人がくぐってしまう状況、わかるかしら)
で、私の数人前くらいの人からなぜか突然ピーピー鳴り出してですね。
走ってきたスタッフの方、いきなり電源を切ったんですよ!
ええ?
(ていうか機能してないのに電源入れてたのも驚きだが)
いいのかそれで。

(えーと、なんかちょっと記憶あいまいになってきたのでこの辺りのくだりはちょっと間違ってるかも。違うよーというのがあったら教えてください)

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さて、そういう場所をするりと抜けたのがココ。
出口のところでお水を配っていました。
済州島のお水って有名なのかな。なんか見たことのあるパッケージな気がする。
同行者と、「たぶん歓迎なんだけど、(言葉がわからないせいか無言かつ無愛想)もらってる人たちに伝わっていないよね...」と話してホロリ。

ちなみに、エクスカーションツアーの集合場所で、お水売ってたんですよねー。
船内販売用の500mlボトル。
私はそれは買わなくて、日本から持ってきてたミネラルウォーターのボトルに、部屋用に買ったお水を詰め替えて持っていってたんだけど。
あの時買った人ちょっとショックかなあ。
(まあ、取り立てて高いわけでもないし、どうせ消費するんだけどさ)

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ということで初海外ですよ。
にも拘らず、現地通貨は持ってないわ、入国手続きは受けなくていいわの、全然海外じゃない感じでしたけど(だって、ガイドさん含めみんな美しい日本語はなしてましたよ...)

そして!注目は写真ですね。
そうです、台風が直撃していたのです。
ちょうど鹿児島の西側から韓国のほうに向かってきていた台風。
当初はもう少しゆっくりで、ぎりぎりかわせるかなあと思っていたのですが、そんなことは全然なかったですよ。
ということで、雨が降っていました。
ちなみに船の出口のところで、雨合羽をくださいました。
なんとなくイタリア製っぽい(こういうとなんか高いものな気がするのは日本人の先入観...)雨合羽で、薄くて意外と耐久性のあるすっぽりかぶるタイプのものでした。
写真でも着ている人が複数。

船を下りると、岸壁をてくてく歩いてターミナルビルへ。
舷門(船のほぼ真ん中にある出口)から船尾のあたりまで歩いたので、多分かなりの距離。
遠くて寒かった(涙)。

船内の公用通貨は米ドルです。
買物はドル建てで請求。
では両替は?というと、カウンターで両替は可能。
但し、船内レート(あまりよくないらしい)を使用して、さらに1回あたり3ドルの手数料がかかります。
繰り返しますが、公用通貨は米ドルです。
なのでいったんすべて米ドルにしてから、他の通貨へ。
日本円から現地通貨に変える私たちは、円→ドル→ウォンのように、2段階の両替を受ける羽目になります。
ということは、手数料で6ドル。しかも船に戻れば円に戻すわけで、往復12ドル。
わりと厳しい。

今回、クルーズ船に乗るのが主目的な私たち。
なんにも考えず、寄港地チェックもなしで乗り込み。

まあエクスカーションに申し込みする気だったので、現地の移動手段は不要。
あとは何のツアーにするかで必要額が決まります。
でもエクスカーションは船内受付のみで(またしても)事前資料はなし。
結局、日本円以外の現金は持たずに乗船しました。

とりあえず済州島のツアーを控え、エクスカーション受付のスタッフさんにいくらくらいいると思う?と尋ねると、
「このツアーじゃいらないわよー」
と軽やかな返事。
まあ、選んだのが、世界遺産と伝統村を訪ねる旅、じゃそうだよなあ。

Honeyを買うくらいしかないけど、Honeyもカードで買えるから、あとはお茶代くらい?とのこと。
ハチミツ?と思いつつ、お茶代って何百円とかで、その為に両替って損。
手数料往復1000円だからね!
結局、ウォンは持たずに下船しました。

ちなみに上海は、うっかりして両替対応時間に間に合わず、やむなく現金なし(苦笑)。
それでもなんとかなったけどさ。
今回のクルーズに関しては、現地通貨は不要だったかな。
あーでも、かなり高額の両替してる人もいました。
お決まりの(笑)「違うわよ、そんな大きい額の紙幣の組み合わせじゃなくて小さい額よっ。もう気が利かないわねっ」て騒いでいたおばさまがたですよ......。

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エクスカーションツアーの受付デスク。
博多のポスター、色っぽいですね。芸妓さんかなー。ジャパニーズって感じ。
博多のエクスカーションツアーってどこいったんだろう。
英語版のToday貰って帰ればよかったなあ。
日本語版は下船仕様だったので不明なのです。
あ、でも九州国立博物館は目玉に入っていました。大宰府まで行くかぁ...。

クルーズ船の支払いは、乗船証を提示して「部屋付け」です。
なので放っておくと合算して請求が届きます。

支払いは基本、デポジット(事前に一定額を入金して引いていく方法)かクレジットカード登録のどちらかです。
どちらかをチョイスして、乗船2日目までに登録をしてください。

という説明がありました。
登録は、機械を使って自分ですることになっています。
(にっぽん丸はカウンターで手動登録だったのですが、人数が違うからなあ)
機械は6か国語対応ですが、その中に日本語はありません。
ですが、わりと単純な機械なので、説明会でスライドを見せて、こういう感じでやってください、と説明されれば、そこそこ覚えられる程度です。

さて。
その説明会でのコメントとは!?(いや全然大したことないけど)


カードは部屋単位の登録となりますので、同室の方と支払いを分けたい場合は、カウンターにお越しください。

というもの。
私は素直にそれを信じて、カウンタに並びましたともさ。

日本語のできるスタッフがいなかったので、英語のスタッフに同行者の流暢な英語で「支払いを分けたいので手続きお願いします」と尋ねてもらうと、、、
「?????」
担当者の顔に飛んだのは「?」でした。
(超忙しそうだったのに...今思うとわずらわせてごめんなさい...)
「分けるのって、機械で登録できるんだけど?(むしろ機械登録しかできないんだけど?という感じ)」
とあっさり言われ、まったり並んだのも束の間、結局機械へ。

「English」を選び、ルームカードを通し、クレジットカードを通す。
最後に、その機械の液晶画面のところに、付属のペンでサイン。
なんか昔懐かしい砂鉄を使ったお絵かき台みたいな感じ(これで分かる人いるんだろうか)で、全然うまく書けなかったんですけど...。このサインでカード照合できるのかいな...。
で、サインの下に「OK」ボタンがあって。
あれ~?いつ「separate」って出た???と、OKを押すのを踏みとどまると。
...なんとそのサインの上に、同室者の名前が。
よくみると、名前の横にチェックボックスがあり、チェックが入っています。
名前の上の小さな英文をよくみると(文字ちっちゃいんで読む気がしなかったんだな!)、そのチェックを外すと良いらしい。
なんだ~...と思いつつ、これは説明会では説明しづらい内容。
とりあえずカウンタにもってこい、と言いたくなるのはわかりました。
(英語スタッフに伝わっていなかったのは切ないけど)

......なぜならば、最終日にカウンタでトラぶっている乗客さんを見たからです...。
クレジットカードは、最終日早朝に明細が届けられ、異論がなければそのまま引き落とされます。
デポジットは最終日の朝、カウンタで精算です。

同行者の見た恐ろしいトラブルとは、、、、

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エクスカーションツアー(日本船では「オプショナルツアー」と呼ばれています)に申し込むと、Todayで当日の集合時間が指定されます。
ちなみにフリーよりもエクスカーションツアー客の方が優先して下船できるのです。
(集合時間にして、30分くらい違う)

集合場所のホールに着くと、前日申し込んでいたツアーチケットを持ってステージで受付を実施。
チケットと名簿を照合して、3センチ四方くらいのシールを肩に貼ってくれます。
これがバスの番号。(私は2回とも行程中になくしました)
あとは呼ばれるのを待ちます。

よく分からず受付をしちゃった団体さんの中には、グループでバスが離れた人たちもいて文句がかなり出ていました。
いや、人の話はちゃんと聞こう...。

ステージでマイクを握っているのがK太くん。
雇われたのは今年の6月だそうです。
私たちが乗ったのはもう3~4回クルーズを重ねた後だったのですが、いっぱい苦労したんだろうなぁ。と思ってしまう説明が、乗船説明会でもいくつか。

 長くなったので詳しくは、「デポジットとクレジットカード」をご覧ください...。

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朝ごはんも、チボリかビュッフェを選べます。
でも、まだ2回目のご飯なので、とりあえず素直にチボリへ。
でも朝はコンチネンタルではなく、ビュッフェだった。

微妙な日本食のビュッフェコーナーもあったけれど、結局食べず。

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文字がちっちゃくなっちゃったので、コレだけクリックすると大きくなります。

英語と中国語が併記されたメニューですが、船内公用通貨が米ドルなので、メニュー表はドル建てです。
レストランでも食後のコーヒーが出るし、そんなに必要がなくて飲まなかったのだけれど、下船前日の夜に頼んだカフェが美味しかった!ので早く頼めばよかった...と思いました。
頼んだのはモカマキアート(たぶん)。
メニューの右側の一番上のやつです。
$3.85なので、300円くらいかな?
円高なので結構安くなってます。

ちなみに、このお値段はチップ込み。
なので、カウンタでオーダーして、出来上がりを待って自分で持っていこうとしたのですが、出来上がったカフェを載せたトレイに手を伸ばしたところで怒られました...。
「持ってくからあんたたち座ってなさい!」
みたいな。
考えたらチップ込みなので、ちゃんとテーブル担当とかが決まっているのかな?
まっている間、カウンタに置いてあった小さなお菓子(プチケーキ)が美味しそうだったので「いくらですか?」と聞いたら、無料で持っていっていいよ~と言われました。
トングと皿も横に置いてあったのですが、飲み物有料だし...。
どうやら、「言わないだけ」な無料サービスはいっぱいあったようです。
朝食後のコーヒーサービスも、「コーヒー?ティ?」と聞かれるのでそこからチョイスしていましたが、「カプチーノ」なんかも、オーダーしたら持ってきてくれたらしい。
わざとなんだろうなぁ...。

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