2010年3月 1日

スポーツ大陸〜高橋大輔

やっぱりNHKはドキュメンタリーがうまいなあ。
変な煽りもなく淡々と事実を述べているのに、なんかジーンとする。

オリンピック前に放送した内容の再編集版で、オリンピックの試合の映像に、別撮りした回想しながらのインタビューを重ねている。
民放だと、実際の映像を見ながら振り返って…とやるんですが、多分、映像を見せないで収録したほうが鮮明に振り返ることができるんじゃないかなあ。

ちなみに、高橋が怪我をした直後に放送される予定だった幻のスポーツ大陸というのがありまして。
多分、グランプリシリーズの初戦の結果を入れて仕上げる予定が怪我で飛んだんだと思うんですが…。
内容はコーチ変更、振付師のトライアウトとかだったと想像されるんですよね。だって、3月の世界選手権4位〜10月間くらいの取材だと思うので。コーチ変わったことから言っても、それ以前を描けるとは思えないし…。
うーん、そのお蔵入り映像がちょっとくらい出てきてくれるかなーと期待したんだけど…さすがにだめだった。
…残念…。
ううーどっかで見られないかなあ。見たいよー。

2009年1月17日

ハリー・ポッターと炎のゴブレット そうか民放は吹き替えだよな

 TVでやっていたのでちょっとつけてみました。
 そして3分で脱落。

 相変わらず絵はきれいなんだけども、なんで役者が子供だからといって、吹き替えに子供を使うのか。
 びっくりするくらい棒読みで見ているほうがつらかったです...。

 声に表情をつけるのって難しい。
 宮崎アニメはやたらと話題づくりのために俳優や子役を使っていますが、まあアニメだということと、ディレクションはしっかりしているので、それなりに聞けるんだと思うのです。
 押井監督とはそこで意見の食い違いが出ているようですが...。
 それでも、押井監督がスカイクロラで主となる役柄に声優を使わなかった理由として、「大人でも子供でもない中間層の声を出せる声優がいなかった」というのをあげていました。
 確かに、アニメの子役はそういうところがあって、以前、「名探偵コナン」で「コナン君はどうして大人相手だとぶりっこするのー?」と登場人物から突っ込まれてましたが、そういうぶりっ子声を求めている部分はあるんじゃないかなーと思ったり。
 ちなみにコナン役の高山みなみさんは好きな声優さんの一人です...。コナンでも幅広い声を出しているけど、女性の役もうまいのだこれが。職人的。
 
 それはともかく、翻訳のひどさでも話題になったハリー・ポッター
 ほんとかどうかはしりませんが、初版部数が下降の一途をたどったのは日本のみだとか。
 原本発売後、一年以上発売にかかったわりに翻訳ミスが異常に多く、日本語が変なので、とてもせつないです...。
(1巻で、ハリーのおばさんのペチュニアをハリーの母親リリーの姉、と訳し、3巻のあとがきで「意地悪なのは姉と思いこんで訳していたけど、どうやら妹らしく、作者にきいたら妹といわれたので妹にした」と開き直った言い訳を掲載。いや、正式に許可とって訳しているんなら、英語ではsisterでも、日本語では姉妹どっちか書かなきゃいけないから教えてくれといったら教えてくれるんでは!?という多大な疑惑を残し、...そして完結の第7巻で、リリーは実は妹だったことが発覚するんですね!うわあ、確認したんじゃなかったのかよ、と...)
 ハリーポッターの映画が終わったら、多分ハリポタ人気も落ち着くと思うので、そこら辺で大手出版社に版権売ってみませんか、静山社さん。。。。と切に思う今日この頃。

2009年1月14日

NEWS ZEROの市川海老蔵特集。に見る「絵撮り音撮り」。

 実は、襲名当時はあまり好きではなかった海老蔵さん。
 なんというか、身の丈にあっていないというか、無理やり襲名ラッシュ(あのころは立て続けに毎年誰かの襲名公演があっていたし)の波に乗った感があって、梨園でもナンバーワンといっていい名門に胡坐をかいている風を感じていたのです。
(それは、松緑さんも一緒です。まあ、博多座に襲名披露が来るのは最後から二番目(最後は巡業)なので、疲れていたのかもですが)
 最近、舞台を見る機会があって、ちょっと「おぉっ」と思う芸を見せていただいたので、それから気にするようになりました。

 あと、なんていうか鼻につくような、「上から目線喋り」を目にする機会が少なかったせいもある。
 御年30歳を超えて、落ち着きなさったんだねえ...と思っていたら、立て続けにいらっとするシーンを見てしまいました。
 なんだろう、よくよく縁がないのか私。

 1本目は「堂本剛の正直しんどい」で、剛くんへタメ口。っていうか、たぶん、「○○何だよねぇ」って言い方、口癖なんでしょうね。周りに付き人がずっといて指示慣れした感じの話し方。
 剛くんがもともと、ちょっと引いた丁寧語で話すので(滅多にテレビではタメ口、って感じの話し方はしない)余計に差が際立ったかな。

 で、今回のニュースゼロ。
 内容は良かったんですけどもねえ。
 ところどころのインタビュは、梨園の人らしく叩き込まれた敬語謙譲語をきちんと駆使した単語なのですが、カメラさんとかに向けたコメントとかがね、上から目線なんですよねえ。
(つーか忙しいのにうだうだ時間取らせてんじゃねえよ、ってタイミングだったので、話し方が荒くなるのもわかるんだけど。変に「怒ってない丁寧語」なのでカチンと来るというか)
 以前、福永祐一ジョッキーの情熱大陸でも同じ様な扱いで。
 基本、カメラに正面向いて話すときはカメラの向こうのお客さんを意識するので敬語になるんですが、カメラマンがマイクなしで話しかけたときは、雑談と撮りの区別がついていないんだと思うんですね。
 まあ、もともとユーイチジョッキーは微妙に生意気で有名だったんですけれどもね。
 カメラマンが、調教の休憩時間にスポーツ新聞を読んでいるユーイチに「騎手同士で戦法の相談したりする?」とかいうよくわからない質問を投げかけたときに「そんなんみんな勝ちたいんやし、意味ないわ、しょーもない」みたいなすごい切り捨て方をしていて、それがばっちり使われてたんですね。
 新聞から目も上げずに言ってたので、カメラ意識してないんじゃないかなあとちょっと思ったのでした。
 そうとう生意気に見えたので、うわーっと思った記憶があります(っていうか、まあ取り繕うまでもなく生意気なんだけどな!)。
 
 今回のZEROでも、カメラに向かっているインタビュートークはきちんと話しているんですが、それ以外のスタッフへのタメ口系が挿入されているのでひどくばらばらな感じもするし、なんだか妙な印象でした。
 まあ、言ってしまえば構成下手というか。ココ入れる必要があった?ってカットが多かったんですね。不必要に、海老蔵さんの傲慢ぷりが出ているというか。(仕事に真剣に向き合っている上のきつい話し方を、こういう切り方するとえらそうに見えるんやねーって感じ?)

 内容は面白かっただけに、なんだかなーと思ったのでした。

 ていうか、歌舞伎18番、シナリオ残ってないんだね...口伝ですら残ってないってのは、いったいどうなんだい団十郎家...。

 歌舞伎十八番を演じるときは、団十郎家の許可...てか、団十郎家に挨拶がいると聞いたことがあるですが...お家芸が守れていないのか、不慮の事故なのか...なんだろな。

2009年1月11日

BOSTON LEGAL season3

 わあい!
 楽しみにしていたシリーズの3作目が始まりました!

 アメリカではseason5(2008年放送)まで製作して終了と決定したそうですが、考えてみれば3年遅れくらいで放送してくれているのは結構快挙なんじゃないでしょうか。(理想が低すぎる?)
 主演のJames Spaderジェームズ・スペイダーと読むらしい)演技がとても良いので、欠かさずみています。
 David E. Kelleyの法廷ドラマはいいなあと思うんですが...、BOSTON LEGALって実はスピンオフで、The Practiceという弁護士ものが先にあったんですよね。
 これもすごく面白くて、プラクティスのシーズン7(最終シーズン)に出てきて、エミー賞までかっさらったのが、ジェームズ・スペイダー扮するところの"アラン・ショア"だったそうなのですが、そのプラクティスも、リピート放送がなぜかシーズン2までで、3以降がないのです。アランが出てくるところまでやってほしい...。しかもDVDも出ていないし...。うう。
 アリーは繰り返し放送しているというのに...。
 私には、アリーmyLOVEはまったく受け付けられなかったんですが、かなりのヒット作品だそうで...。
 途中でプラクティスとのクロスエピソードがあったりするんですが(たしかプラクティスシーズン2)好戦的なアリーがいきなりやってきて引っ掻き回して去っていくので、余計に印象が悪かったという...。

 まあ、それはともかく、Season3がめでたく始まりました。
 独特のカメラワークと世界観はさすが。
 私の大好きなマイケル・J・フォックスがゲスト出演しているのもポイントが高いです。
 末期癌患者の役で、非常にやつれていたり、少し身体が痙攣したりしていてもそこまで不自然ではない程度の役柄。そういう役柄だから出演できているのでしょうが、テレビで元気な姿を見られるのはとてもうれしい。洒脱な話し方や表情のつけ方は健在です。
 歩いているシーンなどは出てこないので、配慮されているのでしょうが、かなり病状が悪化していて車椅子生活だと聞いていたので、ちょっとほっとしました。
 今回は「肺を金で買う」エピソード。「お金持ちだから。」とけろりと言い切ってしまって妙にいやみがないのは、マイケルの雰囲気のなせる業ではないかと。
 毎週の放送が楽しみになりました!