2010年2月18日

バンクーバーオリンピック 男子ショートプログラム(その1)

 もちろんテレビ観戦です。
 お仕事が忙しく、泣く泣く出勤したのですが、よく見ると携帯のワンセグは録画予約ができました。
 文明の利器恐るべし。

 とは言いつつ、そんな4時間以上のイベント録画できるわけありません。
 事前にタイムスケジュールを確認し、どうしても見たい選手の前後1分プラスで録画。
 素晴らしいことに、その枠内できちんとおさまってました。
 ところどころ画像が乱れるのは仕方のないところですが、執念が勝ったのか高橋の映像だけ超クリア。

わかってます、新携帯。これから2年、うまくやっていけそうです。

 帰宅が遅かったので、自宅の録画は全部見れていませんが、魔物が活躍しまくった挙句、女神はさっぱ

り現れなかった悲しいショートプログラムだったようです。
 まあ、えてしてショート・フリーともに神の光臨する試合はないので、より盛り上がるフリーに女神が

降臨すると信じたいと思います。

 ちなみに始まる前のプルシェンコに端を発したPCS論争、さらには4回転まで、実力伯仲激戦必須っ

ぷりのなかで心理戦まで出てきて、ああオリンピックだなあという感じです。
 欧州選手権でプルシェンコがジュベールよりも、PCS(演技構成点)が低かったこと、さらには4回

転を飛ぶ選手にとってはトリプルよりも長い助走が必要であり、このせいで4回転を入れていない選手に

TRで差をつけられるのは納得がいかない、というような話でした。
 ちなみに「僕たち4回転を飛ぶ選手は」といきなりジュベールを巻き込むさすが王者。
 難しいジャンプを飛ぶためには助走は長くなり、その分、直線的に滑る時間は長くなります。それは仕

方のないことだと思うのですが...。
 助走が長すぎる場合は、ジャンプのGOE(要素の出来栄え)でもマイナスされます。
(逆に助走が短い場合は加点要素になります)
 ということは、ジャッジ自身が「適切な助走の距離」を掴んでいるはずで、直線的なすべりがその範囲

内であれば、助走の長さにより多少ランが多く見えても、TR(トランジション:要素間の繋ぎに関する

演技構成点)が下がる要因にはならないはずです。
 浅田真央選手も、3Aを2回入れるときにどうしても呼吸を整えるためランが長くなり、批判されてい

ましたしね。どこかのサイトで、各要素にかける時間を割り出している一覧があったのですが、3A、3

A+2Tにあわせて1分弱が費やされていて、確かに長すぎると思ったものです。

 もともとTRは、他の要素点に比べて点が出にくい項目です。
 ジャッジも悩むところなんだろうなあと思います。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://tra.cside.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/1013

コメントする