2010年2月13日

北九州をめぐるアート展

行ってきました。
今年は旧百三十銀行ギャラリーにて2月いっぱいくらいやってるらしい。
北九州市立美術館と同じく、来たぞーって証拠写真とりたくなる大看板などはないので、入口でパチリ。
中で何やってるかわからなかったりするから苦肉の策なんだと思うのですが、雰囲気のある木の扉に微妙にミスマッチな貼紙が気になりました。むむう。

中の展示はこれまで同様よく持ってるよなーって感じのもの。
前も、同じ会場で見た気がする平野遼の深呼吸する線、あと代表作の青い雪どけはやはりよかった。
横に青い雪どけの修復報告書が貼ってあったのでなるほどーとは思ったんだけど、ちょっと唐突でなぜ貼ってあるのかはわからなかったです。
前にこの百三十銀行ギャラリーであったときは、修復の映像と一緒の展示で、市民の寄附で修復されたという解説もありなるほどーと思ったんだけど。
青い雪どけの修復は、そういうのと関係があるのかなあ。
貼ってある報告書には、特に書いてなかったです。
気のせいかもしれないけど、深呼吸する線は前のときと同じ場所じゃないかな。そんな気がしてきた。

あとはゲルハルト・リヒター。
すごく近くでみられて感動。圧巻です。
誰がもってるんだこんなのと思って所蔵者を見たら、北九州市立美術館寄託、と書いてありました。
いやあの、寄託?ていうかそれは収蔵先であって持ち主じゃないんじゃ…。
あっているようなそうでもないような。
個人蔵って、匿名が多いので、別に知りたいわけでもないんだけど、なんだかもにょっとしました(笑)。
個人蔵、企業蔵…というのが並んでる中には違和感が。
しかし、このリヒター、美術館で展示されたことはあるのかなあ。
常設展にいる姿は想像できないし、かといってリヒターを飾る企画展示も想像できないや。
寄託ってアズカリモノだから、所蔵品としてリスト化とかされたりしないのかな。
まあ所蔵品リストとかも公開されてるのかどうかはしらないけど。
私が覚えてるのは北九州市立美術館が高額のルノアールを買ったときで、当初は高すぎるって批判の報道だったんだけど、高いものを見たい心理でお客が増えたというやつ。ルノアールの画風が一般受けしたのもあるけど。
結果、いつ行ってもルノアールには常設展示で大抵会えることに。それもビミョー。
寄託はそんなふうに華々しくPRはされないのかな。ひっそりと預けられるんだろうか(笑)。
だとしたら、もったいないなあ。
そういえば、今回の美術館常設展示は面白かった。一日で展示を3つも掛け持ちをしちゃったら疲れるのも当たり前か…。気が向いたら詳しく感想を。
今は五輪漬けで時間と気力がない。

今回は絵画とか平面が多かったです。
立体が見たかったなあ。
プライベートコレクションで立体は難しいのかなあ。
ちょっと真ん中の空間が空いている感じ。
最初、国旗の作品に気づかなかったです。そっと置いてあってびっくりした。
部屋自体は狭くてそれなりの密度で展示が詰まってるので、高い天井がそう思わせるのかな。
このギャラリーにくると天井が気になる。

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