●ありえない采配で試合を落とした日本…(WCバレー)
ワールドカップ福岡ラウンドの観戦記を書こうと思いつつ、体力不足でパソコンに向かえなかった私ですが、今日のブラジル戦は非常に…こう…。監督責任とってくれよ!みたいな。
個人的には、ずーっと全日本外されてきた宇佐美が正セッターで始まったWC、その時点でモチベーションは下がり気味でした。
植田監督も実はあまり好きではありませんでした。就任直後は迷走を重ねるメンバー構成でしたから。リベロに別の選手を入れておいて、レフトに津曲選手を入れたりしてたんですよ。
女子で菅山選手がリベロからWSにポジションチェンジして当たってましたが、それは日本女子が相対的に身長が低めで、ほかのWS陣と比べてもそんなに身長に差はなく、まあ、センスもあったんでしょう。(データバレー全盛期なので、一定の期間は、新人は点を取りやすかったりしますし。もちろん一定水準の能力は要りますが)
でも、バレー能力よりも身体能力が重視されがちな男子で、もうずーっとリベロしかやってない津曲選手に何をやらせたかったのかと。攻撃枚数減らすだけでしょうよ…みたいな。
前監督が放り出すみたくやめちゃった全日本を、ユース持ってた植田監督に無理矢理押し付けた格好になったわけで、心の準備もできてなかったんだろうなあ。
植田監督、でもテンパリ過ぎ。
今日の、申請していたスターティングメンバーと実際プレーしたメンバーが違うという、通常ありえないミスは、完全に監督の責任でしょう。
だって、スターティングメンバーを決めるのは監督。
センターが入れ違うといっても、選手同士で「あれ、俺が出るんじゃ?」ていうやり取りがあったわけではないので、それぞれ自分の居場所(コートの”中”と”外”)を理解していたはず。
ということは、当然監督に指示を受けていると考えて間違いない。
メンバーシートを誰が書くかはしりませんが、スタッフも当然監督に確認しているでしょう。
書いたシートと、コートのメンバーが違うのは、まず書いた人が気づいてしかるべき。
スタッフは選手に謝罪したのでしょうか。
解説陣は「サブレフェリーが気づかないのはおかしい」と言っていました。
もちろんそうですね。そのためにいる人なので、たとえ滅多に素人でもやらないようなミスがバレー界でも権威ある大会で、ナショナルチームがやらかしていたとしても、きづかなければいけません。
もし、始まる前に気づいてくれていればと思うと…。
でもきっと、サブレフェリーは、それなりの処分を受けるでしょう。
まず、「日本が反則をしていた」のが原因なのですから、そこをせめても仕方ありません。
日本が7-3とリードしていた場面だったせいもあって、日本だけ0点にされたのは厳しすぎると言われていました。
最初に私が考えたのは「ノーゲーム」(セット最初からやり直し)、次に「反則負け」だったので、中間地点で、それくらいですんでよかったなあと言う気もしました。
申請をしていれば普通に出られる選手が、同じ立場の選手と入れ替わっていただけ…かもしれないけれど、ありえないミスは起こってしまったので仕方ない。
でも、選手にしてみればやりきれないだろうなあ。
メンバー表になんて書いてあるかわからないし、いわれたとおりにコートに入ってそれで反則だもの。
特に越川選手は、何ポイントもサーブポイントを稼いでいただけに、かわいそうでした。
彼のサーブ成績は10位。
あの失われた7点の中のポイントが入れば、もう少し上がったんじゃないかなあ。
(細かいポイント算定がわからないのでなんともいえないけど、少なくとも「Ace」が増えていただろうし)
選手が何がなんだかわからない状態で中断された後、メンバーに書かれていた松本選手がコートに入っていたような気がしました。(いらいらしていて良く覚えてない)
アップもしていない中で気の毒に。
今回のWC、男女通じて「7時からのゴールデンタイムに放映時間がセットされていなくて、さらに延長も短めに設定されているとき」に良い試合があっているような気がする。
そしてこれもいえることだと思うのですが、同じくらいのチーム力、ちょっとがんばれば勝てる、あるいは格下(ていうか日本の実力では格下っていえるチーム限りなく少ないぞ…男子は)に非常に弱い。
明らかにプレッシャーだと思う。
ホントに強くないんだから(弱い、とも言わないけど)、変な皮算用しないで、まっすぐに、えいえいえいと戦って欲しいです。
入らなくてもいいからサーブ強めに、とかね。
特番でサーブの練習のときに書いてあった「100%の力で、自己最高速を狙う」「80%の力でコースを狙う」とか書いてあった張り紙みたときは感動したんだけどなあ。(普通にやることだとは思うんだけども)
うー、福岡観戦記、福岡では良い試合は見られないという悲しいジンクスに当たって2大会目、早めに書きたいです。