2006年10月08日

●「大北九州イチバ劇場」に行ってきました。

 事前に貰ったチラシに基づきつつ、14時から17時にバリ大舞踏団の練り歩きがあると信じて寝坊し、16時30分に小倉着。
 リバーウォークから旦過市場までをぐるりと歩いて、旦過の入口に看板発見。
「17時からリバーウォークで舞台、その後練り歩き」…。うーん、チラシと全然違うんですけど!(笑)そのゆるさがさすがというか。
 リバーウォークに行って舞台を見る。
 非常にエスニック(いや、当たり前ですから)。
 なんだろう、極楽鳥とか鳳凰とかそういうのを連想させる踊りでした。ガムランの音色に非常に癒された…。
061007_171416.jpg
↑アップしていいのかな…と思いつつ、新聞に出なさそうなので。

 そしてちょっと腹ごしらえして、「さすらい姉妹」の現場到着。
 写真撮りたかったけど、ばたばたしていてとり損ねました。
 なんというか、すごい場所。
 多分、みっしり並んでいた建物のうち、1軒が取り壊されたというかそんな感じ。
 道幅2メートルあるかないかの細い路地が舞台。
 そこに接する縦長い空き地が観客席。
 観客席は段ボールをひいてあって、そこに土足で上がり無造作に座る(笑)。

 着くなり、整理券をわたされ、旦過市場の入口のところの「丸和」の前で、演劇始まってますから行ってください!て言われてしまった。
 ええ!?
 その時点で18時25分。
 ぎりぎりにいってしまった私たちも悪いですがそんな仕組みなら教えて欲しかった……。ムム。
 整理券は100番。キリのよい数字。そんなに入ってんの!?と失礼な感想。
 慌てて丸和前に向かうと、すでに人だかり。
 何が起こってるのか正直わからない。
 何のかんの言いつつ、結構やかましい場所なので(苦笑)、役者さんが声を張り上げても届かないのだ。
 そういえば、以前この場所を記事にしたことがありました。
 この風景をバックに、演じる。
 演出家としてはきっと面白いに違いない。
http://tra.cside.com/weblog/2006/08/post_84.html

 さて、演劇本編。
 なんというかそのー、非常に感覚的な芝居でした。
 いろんな状況が入り乱れて、たくさんの世界が交錯して、そしてそのすべての舞台に寂寥感が漂っているの。
 役者さんはそれぞれが際立っていて、ところどころ、噛んだり相手役の名前を忘れたり(笑)といったハプニングはあったものの、総じてなんだかすごいオーラが漂っていました。
 一緒に言った友人は、以前、この方々が小倉駅裏で開催した「水族館劇場」を見に行ったのですが、なんとなく世界がリンクしているんじゃないかなといっていました。
 うーん、話の筋はあまり見えなくて、さっぱりわからないところもあったものの、荒々しい感じの魅力というかそれぞれの役者さんのパワーとかにとても押されて、惹かれました。
 そういう意味では、いつも理詰めで考えてしまう感想の歯切れが悪くなってしまっても仕方ない。
 また、この方たちが北九州に来たときは、きっと、必ず、いくと思う。

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↑「さすらい姉妹」整理券。
なんと、「さすらい姉妹」と「No.100」は手書き。味がある(笑)。
ちなみにお代は投げ銭でした。最後に役者さんたちがざるを持って回るの。
最初に来た人のざるにえいやっと入れてしまったので、次にであった役者さんのざるに入れるお金がなくて困ってしまった…。こういうのも慣れが必要だね…。
整理券に投げ銭を包むのかねえとしばらく考えた挙句、もったいないので包むのはやめました(笑)。

旦過市場のサイト。
http://www.tangaichiba.com/
よく模様替えしているので、「イベント」のところをクリックしてください。多分しばらくチラシがアップされているのではないかしら。

関係者ブログ発見。
http://aquarius05110.jugem.jp/

水族館劇場のサイト(さすらい姉妹は水族館劇場の中のユニットらしいです)
http://www.suizokukangekijou.com/sasurai_.htm

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