2006年05月18日

●LOVE or MONEY?


Rowena Akinyemi, Jennifer BassettLove or Money?: Level 1: 400-Word Vocabulary (Oxford Bookworms Library)

 Oxfordのシリーズは、巻末に英英辞典がちょこっとだけついているので読みやすいです。
 このお話は、ごく簡単なミステリ。
 富豪の女が殺された。その日は女の誕生日パーティの日で、娘・息子。叔父など親戚数名での食事会が行われていた。
 被害者モリーは、同居して家事などをこなしている娘にはつらく当たり、遠くの学校に通い滅多に家に帰ってこない娘には甘い。金持ち特有の傲慢さや、「金を乞われている」と感じる神経質さなど、当初から殺人が起きるまでの間ですでに、「あ、殺されるタイプ」と思わせてくれる。

 さて、事件が起こる。
 朝目覚めた一同は、モリーの死体を発見する。夜中、用足しに部屋を出た男、のどが渇いたとキッチンに姿を見せた女、みんな怪しい。いや、隣の家の親父モリーに恨みがあったようだ。
 いったい誰が犯人なのか…?
 これには特別な探偵役はでてきません。DETICTIVEという単語が頻出するので、誤った?日本人英語的には探偵探偵!!と思うのですが、単に刑事さんのことでした。
 きちんと一人ずつにアリバイを聞き、動機になりそうなことについて尋ね、下調べを重ねていきます。
 難しいと思われたのは、モリーの家の周囲だけのお話のわりに、人物が多い。犯人探しだから当然ですが…。
 なじみのない単語って覚えにくいですよね。だから、男性の名前がごっちゃになってしまい、この人叔父さん?息子?それとも隣の人??っていう感じになりやすかった。
 初心者向けで単語数を限定しているからあまりないのだけれど、外国では愛称もあるしそこまで出てきたらお手上げだったかも(別の本の話ですが、「オリヴァー」が「ナル」になったりするし)。
 まあともあれ、読み返さないという英語速読法の鉄則を破ってでも、人間関係と名前を把握しておくことをオススメします。
 犯人はすごく簡単なんだ!でも最初読んだときにはわからなくて、さりげなーく伏線が張ってあったのに気づいてものすごく悔しかったです(笑)。
 ミステリとしては物足りないかもしれないけど、ミステリ好きの英語入門本としてはオススメ。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://tra.cside.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/61

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)