2005年07月17日

●真夜中の弥次さん喜多さん

 ブームに遅ればせながら、リバイバルでやってる映画館に見に行ってきました。
 原作は読んでいないのですが、同作をもとにしたお芝居を前に見ているので、ちょっと先入観めいたものがありました。
 さて、全体の印象。 まーうまくつくったものねー。
 はちゃめちゃ感というか、原作のはじけた内容がよく出ていた印象。
 全国公開でしかもジャニーズの人を主演に据えて、きっちりヤク中をあそこまで表現するとは(というかそれがないとこのお話進まないんですが)思わなかったので、すごいなあと。
 しょっぱなから注射器出てきますからね! しかし、注射のほうやってるわりに、途中からいきなりカプセルになるんだよね。
 なんでもいいのか?
 そういうものなのか?
 その辺、私はやったことないのでわかりませんが(苦笑)、静脈注射や粘膜吸引までいった人は、飲むやつだと効きにくいとかそんな話が…どこかで…。
 風呂敷のたたみ方は、強引だけどまあまで、なるほどね、というふうに思わされる出来でしたが、こちらも表現が演劇的。
 ポイントポイントにつくまでの道中ははしょって、「○○の宿」っていうふうに間区切りが入るのは、映画としてアリなのか?? 
 出演者は、長瀬智也と中村七之助。ふたりとも演技に不安があったのですが、よくはまってました。アテ書きしたのかなと思ったくらい。
 あと、ラストあたりに弥次さんの奥さんが出るのですが、これが小池栄子だということに、ホントにずーっと気づかなかった…そしてでてきたらさすがの存在感とボリュームと迫力で(笑)明らかに周りを圧倒していた(笑)。
 あとは、さりげなく、勘三郎さんが出ていてちょっと笑った。
 喜多さんがとちゅうで歌舞伎っぽく見栄を切るシーンがあるのですがそれが下手だったのがちょっと…。仮にも歌舞伎役者なんだから…と心中で突っ込みを入れてしまいました。七之助さん本人も立役一本(男役オンリー)を希望してるらしいのに…。数年前の情報なので今はどうだかわからないけど…。
 細部つっこみ?でいくと…喜多さんに生えたキノコが気持ち悪かった。そしてキノコをぶちっととった痕が妙にリアルでいやだった…とかそんな感じ?
 あんまり突っ込みたいと思わせる部分が残りませんでした…。よいことなのやらどうなのやら…。
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