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2007年01月13日

The Love of a King (W7400)


Peter Dainty
The Love of a King (The Love of a King)

GR:OBW2(Oxford Bookworms Library)
語数:7400
YL:2.6
すらすらレベル:★★★☆☆

 知っている人は知っている…らしい、ウィンザー公とシンプソン夫人の恋物語。わりと淡々とドキュメンタリ物っぽく描かれています。
 英語初心者向け700語以下の語彙で書かれたGRシリーズレベル2.
 現エリザベス女王の伯父さんに当たる人物で、厳しく厳しく育てられていた彼は、シンプソン夫人の包容力と、機転の利く言動に惹かれます。
 しかしながら、その時点ですでに彼女は、人の妻だったのです。

 現在、チャールズ皇太子の再婚の件などで取り上げられているので、わりと有名ですが、離婚歴のある女性との結婚を認められていないイギリス国王は、シンプソン夫人との恋を貫くために、王族としての地位を放棄することを決めました。そしてフランスへと渡り、イギリスの土を踏むことのないまま生涯を終えたのです。
 こう書くと、とても貧窮したかのように受け取れるのですが、実際は、上流貴族としての生活を送れる程度の収入はあったようです。ウィンザー公(退位した後はこう呼ばれた)のファッションセンスのよさやシンプソン夫人の宝石のコレクションなども、かなり有名だそうです。
 このあたり、機会があったら調べてみたいところです。

 内容の濃さ的には、子供向け伝記物語といったところ。
 1章が短く(節目ごとに分けているので、1ページ1章のこともあります)、王室というちょっと馴染みの薄いところの出来事について、語彙数を抑えて書いているためか、わりと平易な表現が多かったです。なので、同レベルの本に比べると却って読みやすいかもしれません。 

※GRシリーズとは、GreatReaderシリーズと言い、英語を学ぼうとしている人のために、語彙数を減らし平易な表現に置き換えて発行されている本です。数社で出版されていますが(いずれも海外の出版社です)、レベル設定は出版社によってまちまちです。
 GRシリーズとしては、とりあえず、Oxford Bookworms 、Penguin Readers が有名な様子。
 語彙700語とは、使われている単語が700語(延べではなくて、種類としてらしいです)以下と言うことだそうです。なので、1冊あたりの物語の長さはまちまちです。

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