2007年10月31日
10月のまとめ(W6200)
2007年10月のまとめ=6200語。
うーん。
ちょっと今月は忙しかったからなあ。
来月はがんばろう。
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2007年10月31日
2007年10月のまとめ=6200語。
うーん。
ちょっと今月は忙しかったからなあ。
来月はがんばろう。
2007年10月06日
Death in the Freezer level 2 (Oxford Bookworms Library)
Tim Vicary Tricia Hedge
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GR:OBW2
語数:6200
YL:2.6
すらすらレベル:★★★☆☆
レビューを書く前に、内容を忘れていたことに気づいて再読。
ストーリーそのものは、先の読めない展開で読み進みたくなるんだけど、登場人物(というか主役)が好きになれず、読めば読むほどいらいらするという微妙な展開に。
読み物の展開としては面白いし、オチも絶妙なので、オススメの部類には入るのですが。
作者のTim Vicary 氏が、多聴多読マガジンでインタビューに応じていて、気に入っている作品に挙げておられました。
確かに、
I kill a dead man.
で始まる書き出しは秀逸。
典型的な家庭崩壊パターンで進む作品は、誰かがどこかで止められたんではないかというステレオタイブ。
主人公Ellenは、弟Alが生まれたことで、両親の関心が自分になくなったと思い込み、人形を壊したりといった反抗をいろいろやってみるが、両親には伝わらない。お決まりのパターンで荒れた生活をし、明らかに「やばそうな」タイプの青年と出かけるところを父親に止められるが、「いまさら何よ」みたいに取り合わない。
父親は、Ellenのボーイフレンドに腕力で負けたことが悔しくて身体を鍛えようとするが、ランニングの途中で心臓麻痺で死亡。(いや、これってどうなのよ)
親の言いつけにそむいたEllenには一円も残さず、全部Alの手元に入る。
Ellenは父親の心配どおり、「やばそうな」青年は、働かず遊び歩くばかりの相手で苦労しているが、未成年のAlを引き取る。しかし、Alは音楽で成功し、さっさとEllenの家を出て行く。そして、Ellenは苦しい生活をちょっとはAlが助けてくれるのではと期待するけれど、AlはEllenのことをていのいい家政婦のようにしか思っていない…。
お互いがお互いのせいで不幸になった、と思っているそういう意味では痛くて苦しい話。
そこにプラスして「Freezer」が噛むことで、いきなりSFになって面白くなります。
以下は、ネタバレも含みつつ。
2007年09月30日
2007年9月のまとめ=10583語。
といっても、今月のは、思い出し日記系の部分もあるので、ちょっと多いですね。
来月以降はこのペースが続くのかしら…。
2007年09月23日
Oxford Reading Tree (Oxford Reading Tree)
Roderick Hunt Alex Brychta
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GR:ORT7
語数:983
YL:0.6
すらすらレベル:★★★★★
MagicKeyのシリーズです。
このシリーズは、どうも本当のタイトルではアマゾンに登録されていないみたいだわ。
主人公たちが校庭で遊んでいると、不法投棄?のごみが隅っこに捨てられていました。
センセイは顔をしかめるけれど、あまりにも古いものだったので、逆に社会の授業(?向こうでもこのカテゴリかわかりませんが)で使えるわ~と拾って帰り、みんなの前で遣い方を披露。
むかしの製品は電気なんか使わなかったので、結構捨てられたものでも使えるらしい。(笑)
さて、古い製品のことを学んだ主人公たちは、家に帰って古い「家の模型」を発見。
これいいね、ということで早速学校へもって行きます。(いつもそういうのに反抗するKipperは案の定反対ですが)
そして、やっぱりというか、うっかり壊されてしまい、自宅にもって帰るのですが、そこでMagicKeyが光り…という。
まあそれなりに必然性がありそうでない、鍵の光り方ですが…ちなみに、今回はパラレルワールドへ旅立つのですが、英語が単純ですいすい読めるわりに、最後にきちんと系統立てて考えようとするとよくわからない不思議なストーリーです。
このシリーズは、英語はすごくわかりやすいんだけど、「小学生用の教材」であって、GRとやや違うので、素直に読める話ではない気がします。
(GRはやはり、単語が平易なだけではなくて、あまりストーリー上で込み入った表現になったりしていないような気がするので)
2007年09月16日
The Phantom of the Opera: Level 1 (Oxford Bookworms Library)
Jennifer Bassett Tricia Hedge
GR:OBW1(Oxford Bookworms Library)
語数:6196
YL:2.0
すらすらレベル:★★★☆☆
「オペラ座の怪人」
映画館でリバイバル上映をしていて、あらためて本を読んでみたくなったのでした。
実際の本は、日本語版の文庫本で2センチくらいあるから、原作が長いのは道理。
ざくざくに切ってしまっていて、ストーリーが難解になっていたり、内面描写を省いているせいで誰にも感情移入することなく(みんな変な人に見えるというか、そんな感じ)、読み終わってしまいました。
映画も、ミュージカルも脚色しすぎているという話を聞くし(怪人が良い人に見えるようにしているとか)、これが本当の姿なのかも。
映画ではあまり出てこなかった、「怪人がオペラ座の支配人に給料を要求する」ところとか、なんか全然掘り下げがなくて、ホントにこれを読むと怪人は変な人でした…。
GRのシリーズとして割り切って読めばストーリーは(荒く削っているとはいえ)面白いと思うしスペクタクルだし良いかも。ただ、いわゆるオトナ物語を児童書にしたようなものとは違うはなしの削り方なので、これをもってオペラ座を読んだというと大きな勘違いが、みたいな筋立てです。
GR:ORT6 (Oxford Reading Tree Stage 6)
語数:500
YL:0.6
すらすらレベル:★★★★☆
えーと、ORT(イギリスの小学生用の学習絵本シリーズ)です。
ロビンフッド。
アマゾンで検索したら全然出てこなくて、なんでー?と思っていたのですが、違うタイトルで登録されていたっぽい。表紙を見る限り、間違いないと思うんですが。(同タイトルががーっと並んでいたので、アマゾンが登録するときに失敗したのかも)
なので、タイトルの()内は、アマゾンでのタイトルです。(しかも同タイトルがいっぱいあるので、検索でたどり着くのは大変かも。作者も多作だし…シリーズかいてるから当然だけど!)
MagicKeyという魔法の鍵がでてくるシリーズのひとつらしいです。
このORTは、子供に継続して興味を持たせるために、同じ登場人物をつかったシリーズを出しているみたいです。
だから、「お約束」があって、いきなりMagicKeyが出て来ようとも何の説明もなし。(苦笑)
話の筋にはそれほど絡まないので、とりあえず魔法の鍵が過去?にタイムスリップさせてくれるのねーくらいの理解度で十分読めます。
児童書なので筋も単純でわかりやすいし、子供ならではのコダワリなども出てきて、ちびっ子が読むと親近感がわくのではないかなあ。(お姉ちゃんたちの演奏する笛が、下手なわけではないのにとってもいやで耳を塞いで大声を上げてしまう主人公、とか)
久々に、意味がわからなかったけど読んでるうちに「おお」と気づいて覚えたのは、●●'s menという言い方。部下ってことだったのね。知ってる単語の違う意味って、本を読まないと覚えられないなあとしみじみ思います。(日本語と一緒)
The Missing Coins (PENG)
John Escott
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GR:PGR1(Penguin Reader)
語数:1300
YL:1.0
すらすらレベル:★★★☆☆
イングランドに旅行に来た二人が、古切手などを扱うお店に入ってみたところ、泥棒の疑いを掛けられて…というお話です。
伏線があって、結末のあるそれなりのミステリ調ではあるのですが、伏線があまりに唐突に出てくるためストーリーから浮いてしまっているのと、二人の事件の巻き込まれ方が唐突なのとで、本文の文章の難しさよりも、ストーリーの難しさで、すらすらレベルは減点。
ただ、伝記モノとかファンタジーなんかがあまり好きではない人には、それなりにメリハリが効いているし、犯人探しの気分も味わえるのでそれなりにオススメです。
ていうか、語彙数300、総語数1300の本にそんなに求めてはいけないと思うし…、そう考えたらとてもよい部類に入ると思います。
細かい描写をしていけば、日本語で書くとすればそれなりの短編レベルには出来そうな(伏線を伏線らしく書けばとかだけど)奥のある話ではありました。
If Big Can... I Can (Mini Board Books)
Beth Shoshan Petra Brown
Meadowside Children's Books 2006-09-07
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GR:-
語数:263
YL:0.8
すらすらレベル:★★☆☆☆
絵本です。
ちいさなコアラくん(Ⅰ)と、大きなクマくん(Big)のお話。
「もしBigくんが…ぼくは…」
という(Ifの解釈に誤りがあったら違うかも)、決まった形式で物語りは進みます。
そしてちっちゃな声で(文字も小さく、"()"で囲んである)、「だって…」というちょっと羨むような愚痴のようなつぶやき。
単語が少ない分、凝縮されたメッセージで読み取るのは難しいです。
意味自体は、その素晴らしいイラストのおかげで、何十倍にも膨らんで理解することが出来ていると思うのだけれど。
「ぼく」のイラストがなんとも言えない表情で、なんだかぎゅうっとなります。
絵本のページをゆっくりめくる感覚を味わいたい、手元においておきたくなる、そんな本です。
2007年09月15日
The Magic Barber (Heinemann Guided Readers)
John Milne
※画像がなかったので、上は「Heinemann Guided Readers」 版です。
↓がMacmillan版。
The Magic Barber (Macmillan Readers)
GR:MMR0 (Macmillan Readers)
語数:724
YL:0.8
すらすらレベル:★★★★★
絵にとても雰囲気があります。
Crosswayという町の人々は、常に大きな帽子をかぶっています。
男性、女性、女の子、男の子、それぞれ違う形の黒い帽子です。
ある日、魔法のBarberがやってきて…。
というお話。
絵の雰囲気で、なんだかそういう不思議なことを許容させる不思議な本。
すらすらと読めます。
ところどころ、絵の中にキイワードが入っているのですが、絵を見ることで知らない単語の意味が連想できるなど、絵と文がうまくリンクしています。
オチは、絵だけを追うだけでわかってしまうシンプルなお話ですが、英語を読んで「?」がつかずにするっと笑える良い本です。
Foundation Readers Level 2.1-Sk8 for Jake
Rob Waring
2006-01-05
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(Amazon、楽天ブックス取り扱いなし)
GR:FRL2(Foundarions Reading Library)
語数:724 (語彙数100)
YL:0.7
すらすらレベル:★★★★☆
発行元:Thomson ELT
まだあまりメジャーでないのか、検索でヒットしませんでした。
興味のある方は多聴多読マガジンにて。
ストーリーはとても平易です。
公園で、スケートボードであそぶ若者集団(?)と管理人さんの話。
ただし、海外文化がわからないとちょっと?なところがあります。
わかるけどわからない~と思ったのは、
・公園に管理人さんがいること。
・公園でいきなり有料のスケートボード大会が開催されること
・公園がいきなり改装されること
そんなのあり?という展開で、日本語で読んだらストーリーはばっちり「トンデモ本」の部類に入ります(笑)。
若者に人気のシリーズということでなるほどなーと思ったのは、「絵が大きくて文字が小さい」(笑)。
目に入る文字の面積が小さいんですよ。字も小さいけど。
視覚的イメージでは、文字面積の割合は絵本くらい。(字の大きさは絵本の3分の1くらいだけど)
いくつか、絵で内容を理解するシーンがあるのですが(絵に重要情報が入っている反則技)、全体としてはとても読みやすい軽い読み物系です。
ちなみに朗読はゆっくりで聞き取りやすいです。
テキストなしで、ある程度単語が聞き取れます。