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2007年01月13日

Monkey'sPaw (W4900)


W.W. Jacobs
The Monkey's Paw (Oxford Bookworms Library)

GR:OBW1(Oxford Bookworms Library)
語数:4900
YL:2.0
すらすらレベル:★★★★☆

 ホラー風味の短編です。
 OXFORD BOOKWORMS LIBRARYというシリーズのLevel1、一番の初心者向けが「Starters」なので、初心者から一歩踏み出した感じかな。
 手に取るとちょっと厚みを感じます。5ミリくらいだと思うけど、そのうちの半分は表紙の厚さと最後についてくる設問(ちなみに解答はついてないです)なので、気楽に手にとるといいと思います。

 Monkey'sPawとは、「猿の手」ということ。
 とあるところに猿の手のミイラがあって、それを持つと願いが三つかなうという。
 願いは間違いなくかなうけれど、それが最善の結果をもたらすわけではない…というのが中心にあって、主人公の一家は、その猿の手を持っていた人から、決して願いを持ってはいけないと何度も忠告を受けながら譲り受けます。(ようは、どうしても欲しいのなら、コレクションとして飾るだけにしろというような)
 主人公の一家はそういう迷信じみたものは信じていなかったのです。
 ためしに祈ってみようか、とほんの少し緊張しながら願ってみるけれど結局何事も起こらず一夜は明けました。
 しかし、そこから話は進んでいくのです。
 何度もされた忠告を無視して願いごとをしてしまった結果がどう変わっていくのか…。
 そして、最後に何が起こるのか……。

 わりと平易な英語ですらすらと読めるのですが、すらすらと読めるせいでストーリーの不気味さや恐怖感、ホラー漫画なんかのページをめくる怖さのようなものが味わえます。

 ちなみに、よそでのレビューを読んだところ、最後の設問にもあるのですが、お母さんがドアを開けた先に「何」がいたのか?
 これは意見が分かれるところだそうです。

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