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2007年01月13日

LOVE or MONEY? (W7300)


Rowena Akinyemi, Jennifer BassettLove or Money?: Level 1: 400-Word Vocabulary (Oxford Bookworms Library)

GR:OBW1(Oxford Bookworms Library)
語数:7300
YL:2.0
すらすらレベル:★★★★☆

 Oxfordのシリーズは、巻末に英英辞典がちょこっとだけついているので読みやすいです。
 このお話は、ごく簡単なミステリ。
 富豪の女が殺された。その日は女の誕生日パーティの日で、娘・息子。叔父など親戚数名での食事会が行われていた。
 被害者モリーは、同居して家事などをこなしている娘にはつらく当たり、遠くの学校に通い滅多に家に帰ってこない娘には甘い。金持ち特有の傲慢さや、「金を乞われている」と感じる神経質さなど、当初から殺人が起きるまでの間ですでに、「あ、殺されるタイプ」と思わせてくれる。

 さて、事件が起こる。
 朝目覚めた一同は、モリーの死体を発見する。夜中、用足しに部屋を出た男、のどが渇いたとキッチンに姿を見せた女、みんな怪しい。いや、隣の家の親父モリーに恨みがあったようだ。
 いったい誰が犯人なのか…?
 これには特別な探偵役はでてきません。DETICTIVEという単語が頻出するので、誤った?日本人英語的には探偵探偵!!と思うのですが、単に刑事さんのことでした。
 きちんと一人ずつにアリバイを聞き、動機になりそうなことについて尋ね、下調べを重ねていきます。
 難しいと思われたのは、モリーの家の周囲だけのお話のわりに、人物が多い。犯人探しだから当然ですが…。
 なじみのない単語って覚えにくいですよね。だから、男性の名前がごっちゃになってしまい、この人叔父さん?息子?それとも隣の人??っていう感じになりやすかった。
 初心者向けで単語数を限定しているからあまりないのだけれど、外国では愛称もあるしそこまで出てきたらお手上げだったかも(別の本の話ですが、「オリヴァー」が「ナル」になったりするし)。
 まあともあれ、読み返さないという英語速読法の鉄則を破ってでも、人間関係と名前を把握しておくことをオススメします。
 犯人はすごく簡単なんだ!でも最初読んだときにはわからなくて、さりげなーく伏線が張ってあったのに気づいてものすごく悔しかったです(笑)。
 ミステリとしては物足りないかもしれないけど、ミステリ好きの英語入門本としてはオススメ。

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