2009年11月アーカイブ

薔薇のために

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薔薇のために吉村明美
日曜日だというのに一歩も出かけず漫画を読み倒してしまいました。
薔薇のために、はコミックスで全巻そろえているのですが、文庫のほうが今はそろえやすいかな。
小学館賞とやらをとっていて、かなり重い話を書き込んでいるのでそこが評価されたんだろうなあと思っていたところ、気がついたら台湾でドラマ化されたそうです。
ドラマ化かあ。結構想像できない。
話は、おばあちゃんと二人暮しだった「デブでブス」の主人公が、おばあちゃんの死をきっかけに、「お母さん」に会いに行く。そのお母さんは、有名な女優で、同居している兄弟も美形ばかり。
主人公としては非常にコンプレックスを刺激される状況なのだけれど、生い立ちと外見で周りから「区別」されまくってひねくれた性格の兄弟に比べ、まっすぐな性格の主人公は、気がついたらその家族に溶け込んでいて...という話。
主人公は大学を卒業してるし、そういう意味では「お涙頂戴」では全然ないんだけれど、それぞれの人格の背後にあるドロドロな理由とかをきちんと書き込んでいて、非常にしっくりくるエピソードが多い。
気がついたら主人公の人生が一番こんがらがるくらいに大変な背景をしょってたんだけれど、それも「収まって」いる。
最初から最後まできちんと計算された上質な少女漫画、という感じです。
私はこの漫画家さんの絵がかなり好きなので、美形が美形らしくてとても好き(笑)。冷たい美形が描けるってすごい。
他の本も良いです。
麒麟館グラフィティー

あなたがいれば

フィギュアスケートDays vol.10
ああうっかり。
雑誌はできるだけ買わないようにしていたのですが。加湿器を買うついでに、アマゾンのお勧め商品にやられました(笑)。
オリンピックシーズン、4年前はそこまで興味なかったのだけれど、気がついたらどっぷりはまっていた感じです。これはやはり世界選手権を生で見た影響だろうなあ。

怪我明けの高橋大輔選手と、振付師の宮本賢二さんの対談が面白い。
怪我をする前と後での体のバランスとか、何気ない所作の振り付けに時間がかかるところとかいろいろ紹介されているのです。
スポーツ選手のインタビューや対談を見るのが好きなので、この雑誌はきちんとわかる人が作った感じがして良いです。


あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します 菅野彰

ついつい海馬の勢いで読み返してしまいました。タイトルまんまの本です。お店って、いろんな歴史があるんだね...。
好きだなあこの本。何気にダメっぷりにも拍車がかかってるし。
ちょっと前の神経質だったころは、自分が一瞬でも目を離したらテーブルの水とか飲めなくなったり、テーブルに箸置きなしに箸を置かれたらもう食べられなかったりとかいろいろしたんですけど、これを読むと超越しすぎ。
でもね、確かにあるんだもん、生きてるか死んでるかわからない店......!
職場の近くにもあってね、人がいて何か作ってるんだけどお客さんを見たことがないの...!
なぜかそういう店結構あったりしませんか...。
ほんとに探訪してほしいよ...。

連載中断?(い、命の危険か?)後、再開を楽しみに待っていたのですが、掲載紙そのものが休刊になってしまいました。だ、だいじょうぶか新書館!海馬も新書館なんですけど!
えーん、でもこんなフリーダムな連載、新書館くらいしかやらせてくれそうな出版社ない気がする。(笑)
求ム、続刊!

死神姫の再婚

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死神姫の再婚
疲れてくると軽い本が読みたくなる~の巻。
ジュブナイル小説?なんとなく購入。
なんで手に取ったのかすら覚えていない...が、たぶん明日の点滴の友を探していて、何かで目に止まったんではと推察。
思ったより読み物になっていました。(なんじゃそりゃ)
微妙に突っ込みどころはあるにもかかわらず(トンデモ設定がね)、一生懸命考えられている感じがしてなかなか。突っ込みどころは物凄くたくさんあるんですけどね、笑。

割と面白かったので、2巻を買ってみることにしました。
通勤中とか何も考えたくない軽い本が読みたいときに良いと思います。
本格推理系をここしばらくほしいと思わないので、きっとかなり疲れているんだわ。

海馬が耳から駆けてゆく

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海馬が耳から駆けてゆく菅野彰

ああもう点滴の時間が暇で暇で暇で暇で。
ぜんぜん眠れないたちなのでつらかった。
真上見たまま片手で読書。
頭働かない上にマイナス思考なので軽い本が読みたいと引っ張り出す。
この著者の小説はぜんぜん読まないのですが、エッセイは物凄く好きだ。
特にこのシリーズは大好きだ。
でもなんか5巻で打ち止めという噂。
連載していた本も休刊になってしまったりリニューアルしたりなので、うーん苦しい。
でもやっぱり時々読み返してしまう。ライトな感じのブラックなエッセイ。
女性に夢を持っている人に読んでいただき、乾いた笑いを漏らしていただきたい(現実を知れということですね)。

ちなみに点滴は1時間半で、私の速度だとだいたい1冊読み終わるのです。
5巻まで出ていて、なぜか1巻と2巻と5巻とを読み返した。なぜかというと、全巻がきちんと本棚に並んでいなかったからだ!

氷の魔物の物語

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氷の魔物の物語杉浦志保
風邪で寝込んでうっかり全巻読み返してしまった...。
とりあえず1巻の最初のほうだけ、後とつじつま合わないんだけど、それ以外はいつ読んでも気がつくと全部読み返しているという、結構好きな本だったり。
いかにも少女漫画なのになー。
時々、「誰にでも優しいということは誰にも優しくないことだ」みたいな感じの、うっとくる主題を持ってきたりするので侮れない。
(でも、↑の主題がこの作品にあったかどうかは思い出せない)
本当につよい人はいない、いるとすれば何かが欠けている、欠けていることを知って乗り越えられる人がつよい人だ、見たいな終盤のぐるぐるしたくだりは、...雑誌で読んでたらいらっとしただろうかなりのボリューム感。

モンキーターン

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モンキーターン河合克敏
風邪で寝込んでうっかり読み返した本。コミックスで全30巻。リンクはスペシャル版です。
少年サンデーでよく連載したな、な競艇の話。まあ、話自体はクリーンなスポーツものなんだけど、少年サンデーのターゲット層っていくつなのかいまいち測りかねる。
アニメにもなったくらいで、わかり安く面白い。

職場の人が、仕事で競艇のことを勉強するときに、貸したんだけど途中で難関まで貸したか思い出せなくなって、途中でかすのやめた気がする。すみません。
しかし、読み返していて驚愕の事実が発覚しました。
何でかしらないけど2冊ずつある巻がいくつかある...どういうこと...。
我が家の地層に埋まっていて持っているはずなのに見つからなくて買った本とか、表紙見ずに「新刊だー」で買って、帰る途中で読んで「持ってる...orz」と気づいてしまってダブっている本とかは我が家に割りとあるはず(持ってるはず、はいまだにでてこないから、はずのまま)なのですが、モンキーターンだけは、ずーっと玄関そばの本棚にあったので、そんなダブり買いはしてないはずなんですけど。
えーとえーとえーと。
とても混乱しているのは、たぶん熱があるせいだ!

なんとなく出勤の30分間の電車を有効活用しようと思って買ってみた。
これはラジオとあわせて聞くものなのですが、ラジオをこつこつ録音するのは無理なので、CDを買う。

バブリだー...。
それはともかく。

去年、TVを見ようと思ってずーっとシリーズ録画したのに結局2~3話しか見ずに消してしまったくらいなのですが、さすがに通勤時間の活用なら大丈夫。
電車に乗って、途中から座れるので、座ってから大体15分。
ちょうどいい長さです。
もうすぐ次の号が出るのに、まだ今月号が終わってないけど...。

本の中央に「ストーリー」が綴じ込みで入っていて、最初に5分くらいのそれを目で追い、改めて問題に移って10分くらい。
問題のみのページの後ろに、問題で出てきた例文を解説した「解答編」もついていてなかなか親切。
というか私の能力では解説を見ながらでないと、例文のヒアができないんだけど、いちおう問題をときながら聞いているので、カンニングみたいなのもできないし悩むところ。

能力がある人は、本文のところは文字を追わないでそのまま聞くといいし、綴じ込みになっている本文だけをあとで読んでいくのもいいし、さすがNHKよく考えてあります。

リトル・チャロは去年1年間の英語番組だったのが、大人気で再放送という扱いなんだけど、さすがに3年間も続かないだろうから、来年は新しい面白い番組ができるのかなあ。
アマゾンで検索したらグッズまででていて、びっくりした。

物凄い偏った職場ばかり良くぞ選んだな感じのバラエティ。
安藤忠雄事務所の姿勢にはかなり衝撃を受けた。
ああ、でも建築をつくるというのはそういうじょうたいでないとだめなんだ、という、ものすごいピンと張った糸みたいな職場。撓んでいたら困るものなあと納得。
糸井重里事務所の姿勢は別の意味で。メールの共有ってすごい。こちらは頭がやわらかくないと困るものなあ。
どちらも、メールは大代表のみ、みたいなところが同じ。
情報の共有、オーソライズに腐心しているのは同じ。
電話だと言った言わないになるのでメールに移行しがちだけれど、メールで何が伝わるんだというのも良くわかるし、メールでのやり取りがまわりに見えない怖さもわかる。
安藤事務所のところは、何回も何回も読み返している。

うっかり。
小難しそうなことを、無理やり自分のところまで引っ張ってきて、わかりやすく解説する力技にはいつもうならされます(笑)。
どうやら日本建築関係は昔やったことがあるらしく、補完だったのか?
ちょっととばしとばしな印象。

王様の仕立屋

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新刊が出ていました。



王様の仕立屋大河原遁

長く続いているシリーズ。

始まった当初の人情話系から、知ってると良い小ネタ系にシフトしているかんじかな。

辛うじて大きいストーリーの流れは保っているけど、そんな感じ。

だいぶ苦しくなってきたなーと思ったところで、次巻からは靴の話にシフトする様子。





+++

この作家さん、別ペンネームでジャンプに描いていた頃から知っている...。

しかもたぶん、漫画全部持っている...(笑)。

ジャンプ黄金期にデビューした作家は強いなあ。

無事終了

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わーい疲れた!

本は預かりものがたくさん出て、私の本は4冊くらいでした!



売れた本

性別がないっ!

監督不行届安野モヨコ

スッチーの逆襲

ビバビバ猫ライフうぐいすみつるTONO

出店中…その2

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友だちの協力で、雑誌も出していただきました。

掘り出し物あるかも!

出店中

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品揃えばっかりです!

にゃっとこ堂ロゴ

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プリンターが調子悪くてホントに出したい色が出ないから、貼ってみる。

nyatoko.jpg

とほほん市準備

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なんか凝り始めると止まらない!

しかも、プリンターが調子悪くて印刷ギャップの調整だけでトータル5時間以上掛かってます!

あーもう!

作業の横では大好きなDVD「髑髏城の七人~アオドクロ」がエンドレスリピート中です。

DVDはe-oshibai.comでしか買えないので、脚本が売られていました。
たぶんこのDVD、2~30回は見ている...。いやそれ以上かも。(今日だけで上巻を5回くらいフルリピートだからなあ)

とほほん市の本

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一時期ハマっていたエッセイまんがで、最近全然読み返して無いものを持って行きます。

なぜか桃色系がいくつか。

わ、若気のいたりかしら。

にゃっとこ堂とは。

第2回とほほん市に出店することになって急遽決めた名前です。
深い意味はありません。
頭の中に「ニノ=ロータの「道」」のテーマソングがひたすら回っていて、そのなかの一節が「にゃっとことことこにゃっとこと~♪」と聞こえるからです。
なぜ「道」かは、まあわかる人にはわかるかと。
時々思いついたように買った本などを紹介してみます。

結構どうでもよく漫画ばっかり。

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