読んだ本の最近のブログ記事

薔薇のために

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薔薇のために吉村明美
日曜日だというのに一歩も出かけず漫画を読み倒してしまいました。
薔薇のために、はコミックスで全巻そろえているのですが、文庫のほうが今はそろえやすいかな。
小学館賞とやらをとっていて、かなり重い話を書き込んでいるのでそこが評価されたんだろうなあと思っていたところ、気がついたら台湾でドラマ化されたそうです。
ドラマ化かあ。結構想像できない。
話は、おばあちゃんと二人暮しだった「デブでブス」の主人公が、おばあちゃんの死をきっかけに、「お母さん」に会いに行く。そのお母さんは、有名な女優で、同居している兄弟も美形ばかり。
主人公としては非常にコンプレックスを刺激される状況なのだけれど、生い立ちと外見で周りから「区別」されまくってひねくれた性格の兄弟に比べ、まっすぐな性格の主人公は、気がついたらその家族に溶け込んでいて...という話。
主人公は大学を卒業してるし、そういう意味では「お涙頂戴」では全然ないんだけれど、それぞれの人格の背後にあるドロドロな理由とかをきちんと書き込んでいて、非常にしっくりくるエピソードが多い。
気がついたら主人公の人生が一番こんがらがるくらいに大変な背景をしょってたんだけれど、それも「収まって」いる。
最初から最後まできちんと計算された上質な少女漫画、という感じです。
私はこの漫画家さんの絵がかなり好きなので、美形が美形らしくてとても好き(笑)。冷たい美形が描けるってすごい。
他の本も良いです。
麒麟館グラフィティー

あなたがいれば


あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します 菅野彰

ついつい海馬の勢いで読み返してしまいました。タイトルまんまの本です。お店って、いろんな歴史があるんだね...。
好きだなあこの本。何気にダメっぷりにも拍車がかかってるし。
ちょっと前の神経質だったころは、自分が一瞬でも目を離したらテーブルの水とか飲めなくなったり、テーブルに箸置きなしに箸を置かれたらもう食べられなかったりとかいろいろしたんですけど、これを読むと超越しすぎ。
でもね、確かにあるんだもん、生きてるか死んでるかわからない店......!
職場の近くにもあってね、人がいて何か作ってるんだけどお客さんを見たことがないの...!
なぜかそういう店結構あったりしませんか...。
ほんとに探訪してほしいよ...。

連載中断?(い、命の危険か?)後、再開を楽しみに待っていたのですが、掲載紙そのものが休刊になってしまいました。だ、だいじょうぶか新書館!海馬も新書館なんですけど!
えーん、でもこんなフリーダムな連載、新書館くらいしかやらせてくれそうな出版社ない気がする。(笑)
求ム、続刊!

海馬が耳から駆けてゆく

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海馬が耳から駆けてゆく菅野彰

ああもう点滴の時間が暇で暇で暇で暇で。
ぜんぜん眠れないたちなのでつらかった。
真上見たまま片手で読書。
頭働かない上にマイナス思考なので軽い本が読みたいと引っ張り出す。
この著者の小説はぜんぜん読まないのですが、エッセイは物凄く好きだ。
特にこのシリーズは大好きだ。
でもなんか5巻で打ち止めという噂。
連載していた本も休刊になってしまったりリニューアルしたりなので、うーん苦しい。
でもやっぱり時々読み返してしまう。ライトな感じのブラックなエッセイ。
女性に夢を持っている人に読んでいただき、乾いた笑いを漏らしていただきたい(現実を知れということですね)。

ちなみに点滴は1時間半で、私の速度だとだいたい1冊読み終わるのです。
5巻まで出ていて、なぜか1巻と2巻と5巻とを読み返した。なぜかというと、全巻がきちんと本棚に並んでいなかったからだ!

氷の魔物の物語

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氷の魔物の物語杉浦志保
風邪で寝込んでうっかり全巻読み返してしまった...。
とりあえず1巻の最初のほうだけ、後とつじつま合わないんだけど、それ以外はいつ読んでも気がつくと全部読み返しているという、結構好きな本だったり。
いかにも少女漫画なのになー。
時々、「誰にでも優しいということは誰にも優しくないことだ」みたいな感じの、うっとくる主題を持ってきたりするので侮れない。
(でも、↑の主題がこの作品にあったかどうかは思い出せない)
本当につよい人はいない、いるとすれば何かが欠けている、欠けていることを知って乗り越えられる人がつよい人だ、見たいな終盤のぐるぐるしたくだりは、...雑誌で読んでたらいらっとしただろうかなりのボリューム感。

モンキーターン

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モンキーターン河合克敏
風邪で寝込んでうっかり読み返した本。コミックスで全30巻。リンクはスペシャル版です。
少年サンデーでよく連載したな、な競艇の話。まあ、話自体はクリーンなスポーツものなんだけど、少年サンデーのターゲット層っていくつなのかいまいち測りかねる。
アニメにもなったくらいで、わかり安く面白い。

職場の人が、仕事で競艇のことを勉強するときに、貸したんだけど途中で難関まで貸したか思い出せなくなって、途中でかすのやめた気がする。すみません。
しかし、読み返していて驚愕の事実が発覚しました。
何でかしらないけど2冊ずつある巻がいくつかある...どういうこと...。
我が家の地層に埋まっていて持っているはずなのに見つからなくて買った本とか、表紙見ずに「新刊だー」で買って、帰る途中で読んで「持ってる...orz」と気づいてしまってダブっている本とかは我が家に割りとあるはず(持ってるはず、はいまだにでてこないから、はずのまま)なのですが、モンキーターンだけは、ずーっと玄関そばの本棚にあったので、そんなダブり買いはしてないはずなんですけど。
えーとえーとえーと。
とても混乱しているのは、たぶん熱があるせいだ!

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